2002年5月9日(木)〜12日(日)、東京ビッグサイトで開かれた「2002東京おもちゃショー」。我がバンダイロボ研が持ち込んだロボットたちを中心に、おもちゃショーに出展された気になるロボットたちを斜めに紹介。

主題歌が流れる出すと同時に、デモンストレーションをはじめた「ドラえもん・ザ・ロボット」。詰めかけたお客さんもどよめきを上げた。
四次元ポケットのかわりに小物入れを装備。特定の人がパスワードを言わないと開かないようになっているのでセキュリティーも万全?


 何といっても今回の目玉はこれ、「ドラえもん・ザ・ロボット」。
 「おもちゃショー」当日までその存在が隠されていた、注目の一品だ。
 これは、2010年までに「本物のドラえもん」を作るという夢をかなえるため、バンダイロボット研究所が研究者・企業・教育機関とともに推進しているプロジェクト。しかも、その研究成果は毎年、新しい「ドラえもんロボット」に活かされる予定となっている。
 今回発表された「ドラえもん・ザ・ロボット」は、その第一段。
 「リアル ドリーム ドラえもん プロジェクト」自身は、下で説明しているように、みっつのステップからなる。そして、この「ドラえもん・ザ・ロボット」はその第1ステップに叶う「音声認識」を持つ「移動型ロボット」というわけだ。
 デモンストレーションでは確実を期すため、司会のお姉さんが手に持ったマイクからの声を有線で伝えていた。げと、それは大音響が鳴り響くおもちゃショー会場だったからで、実際は有線ケーブルは不要。直接、キミの声を認識して反応を示してくれるはず。もちろん、登録をした特定の話者を認識もしてくれる。
 この音声の認識には「ワードスポッティング」という技術が用いられており、特定のキーワードを認識、それに反応することでコミュニケーションが取れるようになっている。ちなみに、キーワードには「ジャイアン」「ドラ焼き」「ネズミ」なんて「ドラえもん」世界ではお馴染みのものも用意されており、それによっていろいろな反応をしめすようになっている。
 そのほか、ドラ焼き型の赤外線リモコンで操ったり、スケジュール管理をさせたりもできるようになっている。
 ドラえもんの声で目覚める朝、なんてのも可能なわけだ。
 最後に、簡単に「リアル ドリーム ドラえもん プロジェクト」の第2、第3ステップについて説明しておこう。第2ステップでは「複合センシング技術による環境認識型ロボット」である「ドラえもん ザ フレンド」を2006年秋に発売することを目指しており、第3ステップでは「論理型思考A.I.による自己進化型ロボット」である「リアル ドリーム ドラえもん」を2010年秋に販売することを目指している。
 まさに夢の計画であり、今後の成り行きを見守りたい。


司会のお姉さんの声を認識して、お姉さんの方に移動。挨拶までしてくれた「ドラえもん ザ ロボット」
 
「リアル ドリーム ドラえもん プロジェクト」の第1ステップ。この段階は、今回でほぼクリアされた。
次なる第2ステップ。ユーザー認識や空間認識、感情表現の達成が謳われている。
最終的に本物そっくりな「ドラえもん」を生み出すことを目指す第3ステップ。完全二足歩行も謳われている。

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